相生市医師会のホームページをご覧いただきありがとうございます。
平成30年1月1日から相生市医師会第11代会長を拝命しました西川梅雄です。

 相生市は兵庫県南西部の端、岡山県境に近いところにあります人口3万人ほどの町です。西に赤穂市と上郡町、東にたつの市が隣接しています。新幹線の相生駅があり高速道路(山陽自動車道)のインターチェンジも近く、交通至便です。また瀬戸内海に面しており、気候温暖で古(いにしえ)より台風や地震など自然災害の少ない地域でもあります。かつては造船業で栄えた街ですが、現在兵庫県下で高齢化率の高い地域でもあります。

 当医師会は会員数約50名の小さな医師会ですが、相生市内外の医療機関、いわゆる病・診、病・病間あるいは医療・介護・福祉関係多職種間の連携は良好です。西播磨地域6病院からなる「輪番制」や相生市内の病院・診療所からなる「当番医」にも当医師会会員が多数参加しています。

 行政関係各位、相生市との連携を密にとりながら市民の皆様に安心・安全な医療、介護サービスを提供するべく日夜努力しております。

 また毎年5月から7月にかけて「健康大学講座」を10回開催し、毎回200名以上の方々に参加して頂いております。相生市以外の市町から参加して頂いている方も多いようです。

 昨年10月の相生市民フォーラムでは「人生百年時代」を主題に2人の先生にご講演頂きました。約250名の医療関係者を含む市民の皆様のご参加があり、討論会もかなり盛り上がりました。私たちは人々の健康寿命を延伸し「死ぬまで現役」で生きられるように努力しなければなりません。

 健康大学や市民フォーラムが少しでも西播磨地域の皆様の、日々の健康保持、疾病予防に役立てば幸いです。

 また3年前から小・中学校での健康診断に「運動器検診」も加わることになりました。当医師会では一部の学年で一般の健康診断とは別に、整形外科医による運動器検診も行っています。

 さらに兵庫県医師会と連携を取りながら、JMAT(日本医師会災害医療チーム)を通じて、東日本大震災など有事の際の災害医療に協力・尽力しています。

 今後とも安全・安心・良質な医療を提供すべく尽力してまいりますので、医師会活動へのご協力・ご理解賜りますようお願い申し上げます。

 本年もどうかよろしくお願いいたします。

合掌。

令和2年1月1日
相生市医師会 会長 西川梅雄