相生市医師会のホームページをご覧いただきありがとうございます。
 平成30(西暦2018)年1月1日から相生市医師会第11代会長を拝命しました西川梅雄です。

 昨年5月8日(月)から新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが、「2類」から「5類」に移行されました。基本的にインフルエンザ並みの対処でよいということです。またこれまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日に終了し、5月18日以降は全国5000の医療機関からの報告をもとに発表する「定点把握」に変わりました。それによると7月からコロナ感染症患者数はまたも急増し、「1医療機関の平均患者数」は20名前後で8月〜9月にかけて高止まりしていました。10月以降は徐々に減少し11月半ばには2名になっています。これに変わってインフルエンザが流行ってきていますので、特に医療関係者の皆様はこれまで通り感染予防対策を続けるべきと思います。

 ロシアのウクライナ侵略は相変わらず続いています。そんな中昨年3月17日ウクライナの子供たちを数百人ロシア領内へ違法連行したということで、国際刑事裁判所がプーチン氏に逮捕状を出しています。国連の安全保障常任理事国の大統領が逮捕状を出されるとは前代未聞のことです。その後もウクライナ東部と南部の戦線で膠着状態になっています。早く終結して欲しいものです。
 一方中東ではハマス(パレスチナのスンニ派イスラム原理主義、民族主義的な政治・軍事組織)が10月7日にイスラエル領内に数千発のロケット弾を撃ち込み、民間人多数を殺傷、拉致しました。当然イスラエルは反撃してガザ地区は大変なことになっています。我が国にとっても対岸の火事では済まないような気がします。過去の2回に及ぶ大戦も含めて「世界大戦」とはこのような形で始まり、飛び火して広がっていくのかと実感しています。いずれにせよ国際連合は何の役にも立たないことが現実に証明されたということです。

 一昨年に引き続いてあまり良いことのなかった昨年ですが、11月12日の「第76回兵庫県医師会設立記念式」では多数の当会会員の先生方が種々の表彰を受けました(既に当会ホームページに掲載)。日頃の医師会活動が多少なりとも評価され、地域住民のお役に立てたならば幸甚です。
また私事ながら昨年7月母校である堺市立日置荘(ひきしょう)小学校150周年記念講演会で講演する機会を得たことがありがたかったです(当会ホームページに掲載)

 いずれにせよ周りの方々に助けて頂きながら、日々無事に消日していることを実感する1年でした。事務局を含め関係各位の皆様に感謝申し上げます。

相生市医師会は西播磨住民の方々の健康を今後も護り続けます。
本年もご指導ご鞭撻のほどお願い致します。

合掌。

令和6年1月1日
相生市医師会 会長 西川梅雄